湯沢物語 

ゆざわものがたり

DATA: 安倍彩矢 著 文庫(A6)判 296頁 税込定価700円


地元・秋田(湯沢市・羽後町・田沢湖・秋田市など)を舞台にした「ライトノベル」です。

主人公は、湯沢市のネットショップに勤める「秋田あい」。実は彼女は魔女なのです。
魔女といっても、夜にネットで占い師をしているくらい。変身して悪と戦ったりはしません。

彼女の夢は小説家になること。公募に落選しても、編集者さんからダメ出しされても
いつかは夢を実現してデビューしようと頑張る毎日です。

片思いの男の子に失恋した冬の日、彼女は偶然魔法使いの青年「イース」と出会います。
イースは前世で永遠の愛を誓った恋人を探して、日本中を旅していたのです。
イースとの出会いをきっかけに、彼女は魔女「アジュ」として精霊界「蜃気楼水源」を訪れ、
イースのメイドとして働きながら、修業に励み、さまざまな冒険をすることになります。

アジュは、イースからもらった指輪についていた、妖精の卵をかえそうと決心します。
イースでさえ諦めた孵化の方法を探るうちに、
やがてアジュは、自分に隠された重大な秘密を知ることになります。

暗い影は、日に日に大きくなり、ついに禁断の封印が解かれる日が訪れます。
そして、彼が消えてしまったのです。

果たして「あい」は小説家の夢を実現できるのか?
イースの恋人は見つかるのか?
「アジュ」の隠された秘密とは何なのか?
妖精の卵はかえるのか?
そして「真実の愛」の行方は?
現実世界と精霊界で平行して展開する物語!

……と、まぁざっと筋を紹介しただけでも面白そうですが、この物語の楽しさは、
それだけではありません。かわいくて魅力的なキャラクターたちの活躍が見所です。

ウサギのぬいぐるみみたいな妖精「六郎沢のうーちゃん」
水晶の精霊で何故か中国風の喋り方をする美少年「シェイ」
無邪気な魔法生物「にょん」
イースのしもべ怪人ヘソダシレッド(イース談)こと「シリウス」
麗しい妖精王「ルキーニ様」……

作者自身によるイラストも満載で、このなごやかで楽しい世界にどっぷり浸れます。
↓に、ちょっとだけ紹介します。

  「うーちゃん」(山の妖精)

本名:六郎沢うー。羽後町の六郎沢に住む
山の妖精。見た目は白兎(のぬいぐるみ)。
神様のお手伝いで仕事をしている時以外、
あいの所に入りびたって遊んでいる。
自分以外のあいに近づく者をライバル視して
対決しようとする(たいてい負ける)。
男の子だが甘いものが好き。
  「にょん」(魔法生物)

魔女仲間の飛鳥さんが作った魔法生物。
集団で現れるが、何匹いるのかは不明。
ふわふわでとても可愛い♪
ちゃんと言葉もしゃべります。
うーちゃんのライバル(たくさんいる)の1匹。
「あの生き物は危険だよ!」(うーちゃん談)
  「シェイ」(石の精霊)

水晶石の精霊。故郷は中国の方らしく、
中国訛りで話す。
「ワタシはこのお姉さんについていく約束が
 あるネ。家来アルよ」
シェイという名前はあいが付けたもの。
特技はヒーリングと中国拳法。
物静かな美少年で、あいの良き理解者。
うーちゃんのライバルの1人で、あいをめぐっ
て決闘したことがある。


作者の安倍彩矢(あべ・あや)さんは羽後町在住の美女(!)
……カバー折り返しに著者近影が載っていますので、ご確認ください。
メイド服着用のサービスショットです!(^_^;

小説の世界と同じく、秋田の特産品を扱うネットショップ「あい秋田地産グループ」の
店長「秋田あい」(主人公と同じ名前です)として活躍しながら、自身のブログ
秋田あいの日記」で、この「湯沢物語」をずっと連載してきました。

現在も連載中ですが、書籍化に当たっては、大幅に書き直しています。
いわば「もう1つの湯沢物語」です。
ブログで読んでいたファンの皆さんにも、新鮮な驚きで迎えられると思います。

何より今まで文章だけだったのが、今度はイラスト付き。「あいちゃん」「うーちゃん」は
これまでもイラスト化されていましたが、イース、れん、ルキーニ様、にょん、シェイといった
人気キャラのイラストが見られるのは、ファンにとっては嬉しいことではないでしょうか。